正直言うと、外国でこんなに美味しい日本食を食べたのは初めてだ。
長沢純が愛用しているロタココナッツビレッジホテルの食事はまた格別?・・・と言うより日本で食べているのと殆ど変わりがないと思う。
ステーキ、ハンバーグ、カレーライスなどの洋食や中華など様々な料理も我々日本人の舌を満足させてくれた。ヤシガニの味も忘れられない。
特記すべきは、食事の前に景色という絶品の前菜を食べる幸せがここにはあるようだ。
2006年8月に行った初日のメインディッシュはカツオの刺身であった。
皿に盛られた写真を見るとタダのてんこ盛りにしか見えないが超新鮮なカツオで、その美味さと言ったら・・・ 是非読者諸氏にも味あわせてあげたい。
実はこの魚はロタに住む古市さんがこの日に釣ったのだ。
なんでも釣りの方法はトローリングだとのこと。
こんな釣行に同行させて頂いて自分で釣って食べたらもっと面白くその味も格別に違いない。
ロタ島周辺でよく釣れるオナガ鯛
|
2006年11月、古市さんと釣行に出かけた。
「何か美味い魚を釣って来て下さいね」との長沢氏からの指令に、古市氏は自前のボートでソサンハニヤ湾に向かった。
古市船長が助手のデビッド君とヘルミー君に巨大リールから釣り糸を垂らすよう指示する。
15分位もかかっただろうか、オモリはやっと海底に到達した。
岸からこんなに近いのに水深はなんと300メートル以上もあるのだ。
しばらくすると、ヘルミー君が何かアタリを感じ取ったようだ。
又15分位かかって釣り糸を巻きあげると、綺麗な赤い魚が釣れていた。
つづいてデビッド君・・・見ていると二人はどんどん釣りあげた。
この魚は、「赤ムツ」と言って幻の高級魚だそうだ。
さすがに深海に住んでいるだけあって油がのっていて、煮ても焼いても美味いが刺身の味は特別美味しかった。
この海は釣り人が少ないせいか魚影が濃く、カジキやオナガ鯛などのトローリングや深海でも浅瀬でも様々な底釣りは勿論、岸からでも釣りを楽しめるのだ。
ロタの海岸線には無数のヤシの木が生えている。
どのヤシの木にもココナッツがたくさんついているのが目立つ。
ところでココナッツの刺身をご存知だろうか?
ココナッツを割ると白くて柔らかな層がある。
これを薄くスライスし、ワサビ醤油に付けて食べると・・・イカとマグロの大トロの間のような珍味だ。
ココナッツジュースの味も格別だ。
南国情緒豊かなトンガトンガカフェでチャモロ料理を楽しむ
|
|
ソンソン村の一角に日本女性とチャモロ人のご主人が経営するチャモロ料理店がある。
トンガトンガカフェだ。
たいまつに照らされた庭、ろうそくの明かりが南国情緒豊かな夜の雰囲気を盛り上げる。
さわやかなマイナスイオンたっぷりの風が頬をなでる。
そんな雰囲気の中で現地料理をいただく。
ちょっとおしゃれなロタのディナーだ。
長沢純御用達?・・ロタ島に行くと必ず訪れる。
|